総括! RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO
今年のライジングサン、例年と比べてちょーっと人が減った?RIJFだけでなく、8月末に延期されたARABAKIとも客を食いあったか?各所における行列が少なかったし、レジャーシートの場所も簡単に確保できたし。実に快適。主催者さんには厳しい注文かもしれないが、規模拡大よりもこれくらいでのんびりした空間作りを目指してほしいなあ。
- 2011/08/12(金)
この日は結局、ずーっとSUN STAGEに居たことに。布袋寅泰氏が最重要赤マルの目当てだったこともあるが、イチバンの理由は暑かったので目当ても無いのにウロウロするのが面倒だった、という。
- 髭 (Sun Stage)
- ・・・
- B.B.クィーンズ (Sun Stage)
- 1曲目に“おどるポンポコリン”を演奏した、と思えば、最終曲に再び“おどるポンポコリン”を披露。何とわかりやすいセット!
- 近藤房之助氏(♪タッタタラリラのアノ人)を目当てに観たのだが、あんまり氏の濃いいブルース・ナンバーは演奏されず(当然か)
- でも、ビートルズの“Don't Let Me Down”Coverは近藤房之助氏メインで演奏してくれたですよ
- 全体的な感想としては、「あー、この人たち、本当はブラック・ミュージックが大好きなんだろうなあ、シャレでやった曲が間違ってバカ売れして、人生あらぬ方向へ曲がっちゃったんだろうなー」って感じだったなあ。
- 元々BEINGのスタジオ・ミュージシャンつうことで、個々のメンバーがめちゃんこ上手い。ブラック・ミュージックのコピーを真面目に練習を重ねてた人達なんだろうなあ、と。
- ところで、ラストに出てきたちびまるこちゃんの着ぐるみ、えらいこと太い足(肌色タイツ履き)で、いかにも「オッサンが中に入ってます!」ゆう感じだったが、会場のちびっこ達の夢を壊してやせんだろーか?(汗)
- くるり (Sun Stage)
- 新編成になってから初めて観るライヴである
- ゲスト・ペダルスティールで高田連氏も登場
- 既発曲は手堅く壊れないよう慎重に演奏していた感じ。まあ、まだ音が固まりきっていないだろうしね・・・
- 新曲のIPPOあたりか?きれいにコーラスがハモっていた瞬間があって、ここは「おお!」と思ったし、新生くるりに期待できる瞬間だったかなと
- くるりの唯一無二で俺が最も好きな一点・・・“ビートではなくメロディと和音でグルーヴを作る”。
- あのコーラスを聴いた瞬間、これが再び蘇るのかな、と
- しっかし、あのTp.のお姉さん、ルックスが田舎の中学生吹奏楽部みたいでなんとも・・・
- いや、まあ、ロックバンドの女性金管楽器奏者は割れた腹筋をヘソ出しルックで見せ付ける金髪ギャル、という全くもって根拠の無い先入観があるだけなのだが(汗)
- 布袋寅泰 (Sun Stage)
- 一見さん大歓迎、ノリノリのノリスケおじさんな祭仕様セットリスト。実に正しい
- SE〜Battle Without Honor Or Humanity (※Kill Billのテーマ曲!)
- Bad Feeling
- Be My Baby
- さらば青春の光
- Promise
- スリル
- バンビーナ
- Russian Roulette
- Fly Into Your Dream
- (Encore) Dreamin'
- 裏でもろかぶりのPolysicsに人が流れるかな、と思っていたが、なかなかどうして、オスナオスナの大入り満員だったようで
- 最前列ド真ん中、ちょい下手寄りで観る。ギタリストがセンターであるバンドを観る際のベスト・ポジション
- Sun Stage最前はやっぱりキツかったなー!モッシュ圧力がそこいらのライヴハウスよりも重かった気がする
- いずれにせよ、唄って叫んで楽しみました。押忍
- なお、バンドメンバー構成は下記の通り
- Gt./Vo. 布袋寅泰
- Ba. 井上富雄 (from 佐野元春 And The Hobo King Band、桑田圭祐バンド、ex. The Roosters)
- Dr. 中村達也 (from Losalios、ex. Blankey Jet City)
- Key. 奥野真哉 (from Soul Flower Union)
- Syn. 岸利至 (from Abingdon Boys School)
- 2011/08/13(土)
昨日とはうって変わって、この日、Sun Stageで観たアクトは1つだけだったという。我ながら音楽の趣味嗜好がめちゃくちゃである。
- OKAMOTO'S (Red Star Field)
- バンド名を最近よく耳にするので、興味本位で観る。
- 1曲目、いきなりThe RoostersのCoverで“恋をしようよ”!
- その他、Coverをてんこ盛りでセットに組み込んでいたのが印象的。Dragon Ashの“I Love Hip Hop”、Aerosmith(つうか、RUN DMC)の“Walk This Way”、The Who(つうか、Hi-Standerd?)の“The Kids Are Alright”など
- Cover曲のチョイスがやはり彼らの世代だからこそだよな、と思う
- 彼らの世代感覚からすれば、The RoostersもDragon AshもHi-StanderdもThe Whoもひっくるめてオールド・スクールなんだろうなあ
- ハンバート ハンバート (Bohemian Garden)
- 数年前の闇鍋音楽祭で観て以来かな
- トラッドなメロディと素朴な歌詞が非常に気持ちよい
- 今回はバンド編成。ドラムは坂田学氏でした
- TAIJI at THE BONNET (Red Star Field)
- Theatre Brook 佐藤タイジ氏新バンド。
- ・・・が、この人、どんなバンドやっても結局おんなじ音になるというか・・・
- ギターとして参加したうつみようこ女史がメイン・ヴォーカルを取ったLou Reedの“Sweet Jane”が良かった
- 最後のメンバー紹介。サポートの奥野真哉氏を紹介する際、「奥野真哉!(ちょっと詰まって)・・・今回は布袋さんバンド・・・(さらに詰まって)Soul Flower Union!」と紹介していたのが印象的
- あの詰まりはなんだったのか?布袋バンドを先に紹介した意図は!?
- 奥野氏に関しては、何と言うかSFUファン目線ではデリケートなので、いろいろ妙な妄想をしてしまう・・・
- 山口洋/細海魚 (Bohemian Garden)
- 黄昏時と人のまばらな原っぱのステージ。実に音楽とマッチする素晴らしいシチュエーションでの演奏
- ライヴハウスでの演奏も良いけど、野外での演奏ということでより音楽に没入できたなあ
- 地びたに腰をおろし、足を伸ばして上半身だけ起こした状態で観る。隣の客とは1メートルくらい離れているので、周囲に気をつかう必要の無い完全俺世界。音楽と共に自分の世界入り放題。
- “Oh Shenandoah”でフェスの喧騒からゆるやかに切り離されて音楽へ没入。
- 太陽は完全に沈んでいたわけではなかったが、月が昇ってこれから星が瞬き始める瞬間に演奏された“Starlight”。実にマジカルとしか言いようの無い雰囲気
- 本当に気持ちよかった!ありがとう!
- 子供ばんど (Green Oasis)
- うじきつよし、カムバック!
- うじきつよし氏、「平成教育委員会とかカルトQの人」じゃなくて、ちゃんとバンドマンとして認識している人がどれくらいいるのか・・・
- 当然、小生も初見なのであるが、いや、なかなかどうして、上手いバンドだなあ、と
- コミックバンド的なニュアンスが強いのかなあ、と勝手に思っていたのだが、正統派のプリミティヴなハードロック。ビートが効いていて実に気持ちよい
- それでいて、きっちりMCでは笑わせてくれるあたりがニクイ。(再結成前)子供ばんど最後のライヴは苫小牧アミダ様であったとのこと
- 奥田民生プロデュースで新曲をリリースとのこと。素晴らしい。是非パーマネントに活動していただきたく
- 3G(仲井戸麗市・村上秀一・吉田健) (Crestal Palace)
- 仲井戸麗市、待望の新バンド!
- レパートリィとしては仲井戸麗市がよくソロでやるロック・クラシックスの日本語詞Coverをバンドで演奏するケースが多かったかな
- 村上“PONTA”秀一氏の演奏、生で観たのは初めてだったのだが、なんか、日本人離れしたグルーヴ感だったなあ
- 単純にビートをビシビシ、というよりは、柔らかい音色とかなり多い手数でハーモニーをつけているような印象
- それが上手い具合に仲井戸麗市の朴訥な訳詞ヴォーカルと補完しあってて、実に良かった
- 四人の侍(竹中尚人・奥田民生・山崎まさよし・斉藤和義) (Sun Stage)
- なんかもー、ほとんど宴会芸の世界である(汗)
- でも、それぞれが順ぐりにベースやドラムを担当する、つうのは面白かったなあ
- Charを筆頭に、皆、いわゆるマルチプレーヤーであるわけだけれども、人前でドラム叩く姿とかは激レア。実に興味深かった
- 中村達也Session (Red Star Field)
- すいません、寝過ごして途中からしか観れていません・・・
- Red Star Fieldへ移動する最中、大勢の人とすれ違った、つうことは、俺が寝ている間にMannish Boys(斉藤和義×中村達也)は終わったと・・・
- 俺がステージに着いた時点では、ほぼLosalios。タフゾンビがトランペットをプープー鳴らしていたですよ
- SCOOBIE DO (Earth Tent)
- 初めて観たのだが、「客を躍らせる」という一点において、実に気持ちよく割り切ったバンドだなあ、と
- ファンクなんだけど、黒っぽさを1ミリたりとも感じさせない、というのも面白い
- ファンク屋ってとてもマニアックというか、ルーツミュージックを非常に大切にしているな、という印象があるのだが、かように間逆のアプローチをしている、という部分において、意外と類似バンドいないよな、と思う