●田中一郎・斉藤光浩・白浜久“Guitar Legend's Pageant 〜 ロックな三色丼” 3/26 バナナホール


第I期〜第III期の元・ARBのギタリスト3人によるJoint Live。それぞれがピンでやる時はそうは思わないんだけど、こうやって集まられると「元」ゆえの微妙さが3乗されたような気分でした・・・^^;;とはいっても、ARBナンバーは極力抑えられ、各々のソロ曲、それも、できるだけ近年にリリースされた曲を主体にセットリストが組み立てられていたのは良かったですねぇ。ARBモドキを期待してた人には???だったかもしれないけど。

演奏的には、やはり“歌うギタリスト”が3人も集まるとそうなるのかな?「ぐるぐる、ぎゅーん、うぉーん、ぐわーん!」と常に3人のうち、誰かは確実にハイポジションのチョーキングかましてくれていました。照明さんは誰にピンを当ててよいやら悩んでいたっぽかったです(笑

ギターのスタイルも三者三様で面白かったですねぇ。

田中一郎・・・ガッ!ガッ!ガッ!キュルグイ〜ン!(前のめりのカッティング+歌に絡みつく旋律)

斉藤光浩・・・ジャッ、ジャッ、ジャッ・・・(シンプルで正確なバッキング)

白浜久・・・・ジャラーン・・・・(コード一発を鳴らしてそれっきり)


デフォルメするここんな感じかな?

でも、それぞれに共通してたのが、お互いを立たせようと気をつかっていた点でしょうか?曲のキメのブレイク部分など、目で(光浩、キメてくれ)(いや、ここは久が)(じゃあ一郎さんで)(俺はさっきやった)(どうぞどうぞ)(じゃあ、恥ずかしながら)と、ずーっとやってて、ドラムの西川氏が苦笑しながら(早く仕切ってよ!)と誰かが合図するまでスネアのロールを続けている、なーんて微妙なことになっている時が多々ありました。まぁ、御三人とも某石○凌なんていう、あれだけ強烈なヴォーカリストとやって、それゆえにストレスになって脱退(解散)になったわけだし、お互い妙に気をつかう癖ができているのもなんとなく納得はできてしまったりするのである。

あと、蛇足ですが、入場時、ドリンク代\500ではなく、飲食代として\1,000もとられました。しかも、フードメニューは\700とかの中途半端な価格なので結局\1,500くらい払うことに・・・アコギなマネしやがって(ぼそっ)とはいっても、客は100人くらいだったので、(チケット代\4,725+飲食代\1,000)×100=55万円ちょい、スタッフの方も数人いたし、金沢公演もあるので、ちーとも儲かってなさげなのがわかる。仕方無いかな・・・(と、こんな事を演奏中に考える私は最低の客です)