●4/25 “つづら折りの宴”@拾得

ソウル・フラワー・ユニオン伊丹英子さんによるイベント。出演はソウル・フラワー・モノノケ・サミット、桃梨、アンチャン・プロジェクト。

実は私、京都・滋賀近辺に住む人間でありながら、拾得へ行ったのは初めてだったのですが、いやぁ、磔磔以上に趣のあるお店でしたねぇ。看板には“coffee house”なんて書いてあるし、カウンターを仕切っていたのは、かの野村麻紀さんだし、(数年前までは、あの、つじあやのも売り子をしていたそうな)ビールを注文したらばエビスビールが出てくるし。500円も取って、発泡酒しか出さないイマドキのハコ(←差別語)とはエライ違いである。きっと、こんな良心的な良いお店だからこそ、住宅地のど真ん中にもかかわらず、30年以上も営業し続け、地域に溶け込むことができたんだろうなー。

今回、桃梨を初体験したのですが、JIGEN氏のBassが絶品!Soul Flower Union頭脳警察とは違って、輪郭はハッキリさせつつも、トゲっぽさのない丸い音で三味線とはまた違う、日本伝統の発弦楽器っぽいメロディを奏でて、Vo.美保子さんのウタに彩りを添えている、良い演奏でした。レパートリーは全国の民謡なのですが、正調・××節みたいなモノとは180度違う、アップ・トゥ・デイトな土着ソングとして輝いていたと思います。

んで、アンチャン・プロジェクトですが、うーん、こっちは正直・・・シーザーズの別動バンドで、沖縄民謡がレパートリーなのですが、いまひとつ彼らならではのオリジナリティらしきものは見出せず終いに。

まぁ、ごちゃごちゃ、イロイロ書きましたが、このイベントのコンセプトは“夕涼みのようなLIVE”。ヒデ坊の意図どうり!?私はエビスビールをガパガパあおってへろへろの良い塩梅、アーコリャコリャ、でした。実に気持ちよかったイベントだったと思います。