●4/30 菊花賞/騒音寺/野村麻紀/大転卵 @京都磔磔
●5/01 菊花賞/騒音寺/The Baileys大阪難波ロックライダー


上半期のベスト・ライヴは菊花賞(柴山“菊”俊之+花田裕之)のレコ発ツアー、関西2公演でした。Rock A Go Go企画が仕切り、騒音寺がサポートを務めた関西ツアーは実に素晴らしかった!

現在でこそ、騒音寺はその独特のブルース・ロックを完成させているけれども、1stアルバムを聴き返してみると、その出発点はSonhouseの模倣的な部分であったことがよくわかります。その偉大なるルーツとの直接対決、しかも会場はかの磔磔となると、何が何でも参加せねば!ということで、社怪人・在京関西人となって初遠征・里帰りと相成りました。

以前、ARBの前座で騒音寺を観た時、Vo.なべ氏が「ARBで盛り上がるためにも、騒音寺でアキレス腱伸ばしておいたほうがいいと思うよ・・・」とか不思議なMCをしていましたが、今回は柴山俊之氏・花田裕之氏との直接対決ということもあり、ヘンにヒネったMCではなく、真正面からリスペクトを表明していたのが妙に可笑しかったですね。それでもなべ氏、「Gt.のタム氏が花田さん、花田さん、つってるのが気分悪い!」とか言ってましたが・・・(笑

本命の菊花賞。Zi:LiE-YAはもちろん、Sonhouseの時のようなピリピリした雰囲気は皆無で、実にユルく、Sonhouseナンバー、柴山氏が作詞した曲、歌謡曲のスタンダード等、酒が進むステージでありました。
その中でも意外な不意打ちだったのが、ラスト曲“ロックンロールの真最中”からメドレーで歌われたプレスリーの“ハウンド・ドッグ”。柴山氏がブルースではない、アメリカン・オールディーズを歌ったのが実に意外かつ新鮮でしたねぇ。

そしてアンコール、期待にこたえて、騒音寺をバックに大セッション大会へ。“レモンティー”と“ビールス・カプセル”が披露されました。柴山氏が現在メインで活動しているバンド、Zi:LiE-YAでもSonhouseナンバーはレパートリィにあるのですが、基本的に柴山氏が“レモンティー”をオリジナルに近いアレンジで演奏するのはほとんど無く、実にレアな機会だったと言えます。
しかもまた、バック・バンドに徹した花田氏と騒音寺の面子が「完コピですか!?」ゆうくらい、またオリジナルそっくりの演奏で盛り上げてくれるんですよ。そこに柴山氏となべ氏のヴォーカルが絡みあうわけですから、もう凄いのなんのって・・・
正に、世紀の大セッションでした。

今月7月23日、Zi:LiE-YAのホーム・グラウンドである下北沢Club251騒音寺を迎えてのライヴがあるので、この日の再現が実に期待されます。



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<参考LINK>

Sion http://www.interq.or.jp/rock/sion/
Number Girl http://www.toshiba-emi.co.jp/numbergirl/
ZAZEN BOYS向井秀徳 http://www.mukaishutoku.com/
菊花賞柴山俊之 http://homepage2.nifty.com/boogiechillen/
花田裕之 http://www.irc2.co.jp/hanada/
騒音寺 http://fry.to/so-on-g/