今、我が家にはポータブルを含めて3台CDデッキがあるのですが、そのうち1台でCCCDが認識されません。MarantzのCDR631という機種です。エラーディスクとして吐き出されちゃいます。まぁ、少し特殊なデッキだけに仕方ないかなとは思うんだけど。

音楽系テキストサイト・ニュースサイトを賑わせているCCCD、いちおう僕の立場としては<仕方ないかな>というところです。すっげぇムカつくし、本音はウルトラ大反対なんだけど。

彼らが自らの主張を裏付けるために引き合いに出してくるのが音楽評論家/ミュージシャンの萩原健太氏のコラムで、「この人の解説がCCCDの問題点を浮き彫りにしている、非常に正しい」とばかりに祭り上げてしまっている状態。別に自前のオリジナル理屈を主張しないとダメ!ってわけじゃないし、代弁してくれる人がいるんだったら、その意見を紹介するのもオッケーなんだけど、読んでて「こいつら本気で賛同するつもりあるのか!?」なんて思ってしまうのだ。結局あんたら、コピーしたいんちゃうんか!?とか。

萩原氏は著作権保護自体に問題・異論はない、そのためにSACD等のセキュアなメディアへの意向を!と主張してるんだけど、その賛同者のうち、じゃあ、いったい何人がSACDプレーヤーを持っているのか?無くても、ハイブリッドのSACDを1枚くらいは持っているんだろうか?

レコード会社だって、あれだけビクビクしながらCCCDを出してるって事はCCCDの問題点をしっかり認識しているものの、セキュリティのしっかりしたメディアが普及してないために移行に二の足を踏んでいる状態であるというのはわかる筈。それだったら、CCCD不買運動なんてネガティヴなアクションではなく、直接見える形での行動ではなくても、SACDの普及を促す意味で対応プレーヤーやソフトを積極的に購入するとかできないのだろうか?たしかにまだタイトルは揃っていないけど、音楽ファンを自称するなら、フェイヴァリットのジャンルを問わず、歴史的なJAZZの名盤なんかを勉強的な意味で聴くとか思わないのかなぁ。デッキはまだ高いかもしれないけど、ソフト1枚くらい買えなくはないだろう。ハイブリッドのSACDなら通常のCDプレーヤーでも再生可能だ。

(音楽が特別好きというわけではない、全く興味が無い!って返されたらお手上げだけど。笑。)

まぁ、冗談半分で無茶な論点ズレズレの屁理屈を唱えたわけなんだけど、結局CCCD反対派がアーティストの公式BBSに「CCCDだから買わない」とか、お世辞にもポジティヴとは言い切れないやり方で異議申し立てをしてるから東芝EMIのやり手ディレクター氏に「既得権を守りたいだけなのにそれをキレイ事に美化している」と痛恨の一撃をくらわされるのだ。

(話は脱線するが、今年の東芝EMIのエントリー・シートの作文には使用しなければならない語群中にCCCDが入っている。これはリクルートを通じてCCCD問題を真剣に考えようとするレコード会社の誠意なのか、はたまたそれとも・・・・!?)