●7/31 THE MOONEY SUZUKI @Fuji Rock Festival; White Stage

このバンド、それこそ去年あたりにHivesとかのガレージ・ロックの流れで出てきた有象無象のパンクバンドというくらいの知識しか無かったのですが、「音」だだけで考えるともう食傷気味ではありますが、パフォーマンスがかなり俺のツボでしたねぇ。

ベース、ヴォーカル、ギターの前列に立っている方々はお約束の客席ダイヴや「あんたは尾崎豊か!?」なスピーカーによじ登るなど、ガレージ・パンク・ロッカーとしてまっとうなアクションで客席を大いに沸かせたのですが・・・ドラムの人だけなんか違うんですよ。

普通、ドラムは自由に動けない分、演奏的な部分でアピールしたり、たまにスティックを回したりしてこまかいアプローチで目立つものですが、このバンドのドラムの人、演奏を放棄して、スネアを高く掲げてヒザを仰々しく曲げた変な歩き方でステージを行進したりするんですよ。まさに、まごうことなき、「モンティ・パイソン」の「変な歩き方省」のコントへのオマージュ!イギリスのバンドならともかく、アメリカのバンドがそんな事するとは!個人的には「フジロック、意表をつかれたで賞」は彼らかと。(笑)