夕凪の街 桜の国 -book of the year 2006

背負うものは減ることはなく、追いかけてくる何かは益々加速する今日この頃。2007年もついにスタート。単に地球の公転一回転しただけで何が御目出度いものか。だから“あけましておめでとう”なんて絶対に言いたくない。だから、ボンヤリとした雑感を、年賀のあいさつに代えて。

・・・と、言うものの、当漫文の主題である音楽についての2006年総括はとりあえず後回しにして、まずは俺的ブック・オブ・ザ・イヤー2006から。
学生から社怪人になってなにが顕著に変化したかって、自分の場合は読書量が目に見えて減った。時間が取れないのは、まあ、当然として、けっこう大きいのが新刊書になかなか手を出し難くなってしまった。限られた時間でそれなりに読むとなると、ハズレを引かないために書評が出尽くしてある程度評価が固まった本、通勤中に読むから文庫に入った本・・・てな具合になるのである。そんなわけで「ブック・オブ・ザ・イヤー2006」といっても、あくまで「小生が2006年に読んだ本」であって、「2006年に出版された本」ではないのがミソである・・・。