David Bowie “A Reality Tour”@大阪城ホール


BOWIE様久しぶりの来日!前座はなんと清春でした。「清春です、なるべく早く終わりますんで・・・」と一言MCしただけで、スパッ、と5曲、自己アピールだけして帰っていく姿はあるべき前座の姿勢だったかな、と。彼のファンも適度に邪魔にならない形で応援してたし、なかなか好印象でした。あくまで前座として、ですが・・・あ、黒夢時代の曲(タイトル知りません)やったのもビックリ。

んで、本編なんですが、実はわし、BOWIE様に関してはしっかり聴きこんだアルバムは“Ziggy Stardust”くらいで、あんまり詳しくしってるわけではなく、半分以上知らない曲だったため、あんまり滅多なことは書けないのが実際のトコロです。そういった意味では“すべての若き野郎ども”や“Five Years”“Suffragette City”“Ziggy Stardust”アンコールでやった上記のジギーからの3連発は強烈でした。(「過去のヒット曲は封印します」宣言はあえて気にしません)ドサクサまぎれにQueenのとの共作曲をはじめたときはビックリ。これってJapan Onlyの特別曲なのかな?だとすると、ウレシイ半面、便乗商売臭い??

特筆すべきはPAが死ぬほど良かった事でしょう。使用されていたコンソールが、前座の清春がPM3500で本編のBOWIE様はPM1Dだったんですが、なんというか、時代性を感じる音の傾向でした。アナログであるPM3500は、アグレッシヴでそれぞれの音がしっかり混ざってるんだけど、どーも、もっさりした感じがしていまひとつ良さがでていなかった気がしたのですが、PM1Dは本邦初の本格的大型音楽PA向けデジタル卓、つうことで、各楽器の明確さがハッキリしており、各プレーヤー自体が上手い分、緻密な音を堪能できました。さすがにヴォーカルでは稀にコンプくさい芯のなさを感じましたが、あんなにクリアに全体像が見える音が出てるとアレンジがしっかり聴けて非常に面白いです。何にでもつかえる、という音色ではないのかもしれませんが、アナログ卓しか使用したことの無いおいらにはとても刺激的でしたねぇ。ぜひ使ってみたいです。